陸用小型非常用発電機事業強化へ新型機投入について
2012/01/17
当社は、昨年3月東日本大震災発生後の長期停電や計画停電の中で、様々な場所において非常用発電装置の必要性・重要性が改めて認識されたことを受け、このほど新たにセミ量産型の小型非常用発電装置を開発、ラインアップ化し本格的な販売に乗り出します。 装置型式 MRS15EZ MRS25EZ MRS18DZ MRS30DZ 相数 ― 単相 単相 単相 単相 三相 三相 三相 三相 周波数 Hz 50 60 50 60 50 60 50 60 定格出力 kVA 15.0 16.0 25.0 27.0 18.0 20.0 30.0 33.0 定格回転数 min-1 3,000 3,600 3,000 3,600 3,000 3,600 3,000 3,600 連続運転時間 時間 33.1 27.9 19.5 15.7 33.1 27.9 19.5 15.7 制御方式 ― 全自動方式(停電から電源切替まで40秒以内、オプションで10秒以内) 自動、手動、試験、遠隔の各運転モードが可能
現在当社は、外航船や内航船に搭載される非常用や停泊用ディーゼル発電装置の分野にて、トップメーカーとしての地位を占めるとともに、陸用の分野でも防災設備、鉄道設備、電力システム、通信システム、放送システム等のバックアップ用電源としてのディーゼル発電装置や、灌漑用、洪水対策用、さらには文化財消火用のポンプ駆動用ディーゼルエンジンセットを、多数受注生産してまいりました。
また、過日の震災発生時には東日本全域の各所に納入した当社製非常用発電装置が自動起動し、その役目を十分果たしたことが確認・評価され、その後、鉄道関係を中心に多くのご注文をいただいております。
このたび、当社が開発し販売を始めた、出力15kVAから33kVAの完全パッケージ゙型小型非常用発電装置は、基本的な機器構成(2極型発電機使用)やスペックは変えずに、お客様の特殊な要求については、別に取り揃えた様々なオプションからお選びいただく事で対応しつつ、それら全てを一つのコンパクトなボンネット内に収納するセミオーダー方式を採用しております。
これにより、当社従来の4極型発電機ベースでは、どちらかと言えば特定分野のお客様のそれぞれ異なる要求に対応して製造するテーラー・メイド方式のものと異なり、装置全体の小型化、取扱いの簡易化、低価格化、短納期化を図るとともに、競合他社が手掛けているお仕着せ的な量産・汎用型とは違った個別の要求にも柔軟に対応することにより、従来からのお客様のみならず、より一般的な広い範囲のお客様にもお使いいただける製品となっております。
このシリーズ最大の特長は、従来型の性能と信頼性を確保しながらコンパクト化による省スペース、長時間運転、低騒音設計、短納期、全自動運転等、お客様の期待に応えていることです。
また、全ての製品で両周波数地域対応可能の交流発電機と立型水冷4サイクルディーゼルエンジンをベースに構成され、自動始動から電源切替、自動停止まで全自動運転の制御方式を取っております。
製品の詳細は下記の通り4つの型式があり、内燃力発電設備協会認定基準に適合しています。
今回の製品については、すでに営業活動を開始するとともに大阪事業所にて生産を始めております。
また、2012年度からは標準モデルとして営業活動を推進するとともに、量産態勢を取る予定となっております。
お問い合わせ先:営業本部 担当:木村、宮尾 03-6806-1075
Webからのお問い合わせ→ https://www.mzm.co.jp/contact/form.html
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- MRSシリーズカタログ (820.3KB )