省エネ・低露点型ヒートポンプ除湿装置 『スリードライ』 を開発
2013/03/01
永年に亘る、冷熱・空調エンジニアリングと実績を基に省エネ、高効率、高制御が可能な、ヒートポンプ除湿機『スリードライ』を開発しました。
従来より、発電所向け・造船所向けに、塗装・ブラスト環境改善を目的とした、ヒートポンプ除湿装置を数多く納入してきましたが、今回開発したヒートポンプ除湿装置は新冷媒を採用し、従来大気に放出していた、凝縮排熱を回収する事で、従来機よりも40%の省エネ化を実現しました。
従来装置は、ほとんどがスポットクーラーに電気ヒーターを搭載するといった非効率な運転システムでしたが、本装置は冷房・再熱・暖房の全ての運転を行いますので、年間運転が可能となり、高い投資効果が得られます。
また、省エネに加えて、軽量コンパク卜を追求したことにより、循環水(冷水・温水)を使用する間接膨張システムは採用せず、冷媒のみで運転する直接膨張システムを採用しています。
従来、直接膨張システムは、外気負荷変動(外気温度・外気湿度)や風量変動に伴う負荷変動に追随出来ず、液バック運転やオイルハンマーと言った圧縮機のトラブルが発生してしまう短所が有りましたが、電子膨張弁を採用し、冷媒を最適制御する事で、トラブルの発生を飛躍的に減少させました。
三井造船マシナリー・サービスは、発電所・造船所の塗装・ブラスト環境改善目的以外にも、除湿機能(除湿運転)を代表とした外調機(外気空調処理機)として、新規用途・新規顧客を開拓し拡販していきます。
担当:大阪営業所 淡田、大西
電話:06-6307-3050
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- スリードライ (476.6KB )