三井造船は、様々な産業で用いられるアルコールや有機溶剤から、より少ないエネルギーで効率よく脱水を行なう高性能膜分離技術としてゼオライト膜を実用化し、1998年に最初のゼオライト膜脱水装置を納めました。それ以来、この装置は電子部品やレンズなどの洗浄乾燥用IPAの脱水再生処理や、各種化学プロセス中の溶剤の脱水処理、さらに京都議定書以降は、環境保全からカーボン・ニュートラル燃料として注目されているバイオエタノールの製造プロセス中の脱水処理を行なうため、国内外のプラントで数多く使用されています。
当社は、2011年に三井造船からこの事業の全面的な移管を受け、現在自社の製品として設計から製造・販売を行ない、着実に実績を上げています。